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連結送水管、消防用ホース耐圧性能点検について

消防法第17条3の3の規定(消防用設備等の点検及び報告)に基づき、消防庁告示が改正され(平成14年3月13日交付、平成14年7月1日施行)その結果、連結送水管及び消防ホースについては、耐圧性能点検が追加義務付けられました。

この法改正により、

  • 連結送水管は、設置後10年を経過したものに付き、機器点検時に配管に所定の水圧をかけて漏水しないことを確認します。
    その後は、3年毎に実施。
    但し、屋内消火栓設備と共用している配管は除く。
  • 消防用ホース(屋内・屋外消火栓設備、動力ポンプ設備、連結送水管)については設置(製造年月)後、10年を経過したものに付き、機器点検時にホースの端末部に所定の水圧をかけて漏水しないことを確認します。
    その後は、3年毎に実施。
    但し、易操作性1号・2号消火栓ホースは除く。

※ホースを新しく交換した場合は、取換え(製造年月)後、10年間は耐圧性能試験は免除となります。

連結送水管の配管耐圧性能試験(点検)

乾式配管の場合、まずは気密試験を実施
水を送る前に、送水口より窒素ガスボンベやコンプレッサー等によりガス又はエアーを送り込み、配管等に漏れがないかどうか確認する。


1階 連結送水管 送水口


屋上テスト弁


各階外階段放水口
築30年の建物の為、
収納箱内部がかなり錆びています。


窒素ガスボンベを1F放水口に接続し、
ガスを送り込む。


圧力計にて配管内の漏れ(圧力降下)が
ないかどうか検査する。

送水耐圧試験

送水用タンクの水を1F送水口より専用耐圧試験機で加圧送水する。


送水用タンクをセット


耐圧試験機で送水用タンクの水を加圧送水する。


送水口より加圧送水し、配管内を充水する。
 


設計送水圧力まで徐々に圧力を上げて、
5分間保持し、減圧・漏水等の確認。


屋上テスト弁(屋上放水口)にて圧力測定。
圧力漏れの確認。


連結送水管耐圧試験終了
乾式の場合は配管内の残り水を排水する。

試験結果と消防署への報告

一定の耐圧性能が確認されたものについては、「連結送水管耐圧性能点検済票」のステッカーを送水口に貼付表示します。
また、「連結送水管配管耐圧試験結果書」をまとめ、定期点検に際して作成する連結送水管点検票の添付書類として、所轄の消防署へ提出します。

連結送水管のホース取換工事


施工前


施工後